パナホーム、標準的な太陽光搭載量でもZEH可能な「ゼロエコ」発表

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2015年3月17日、パナホームが「ゼロエコ」を発表しました。

ゼロエコとは、太陽光発電システムを戸建て住宅に設置するだけでゼロエネルギー化することができる住宅仕様です。ゼロエネルギー(ZEH)化は国が進めている方策で、パナホームでは2015年4月から「カサート」・「エコ・コルディス2」の販売数量のうち50%をゼロエコ仕様にしたい考えです。パナホームは2013年時点から、2018年には全戸建住宅をゼロエネルギー化することを目標としていました。これは2020年を目標としている国の政策よりも2年も早く、今回のゼロエコで目標は確実となる見通しです。

ゼロエコ仕様の特徴は、「発電・蓄電」「断熱・換気」「家電制御」の3つです。
発電・蓄電は、HIT太陽光電池4.61kWとリチウムイオン蓄電池5kWhを標準としています。太陽光発電で作られた電力は売電と蓄電池への蓄えにし、夜間の電力さらには非常電源として利用されます。断熱・換気は、「エコナビ搭載換気システムHEPAプラス」と基礎の内側まで断熱する「丸ごと断熱」が特徴です。これによってエネルギー効率が良い清浄な換気システムを実現します。
家電制御は、各部屋のエネルギー消費量の見える化をすることでエアコンなどの自動制御によって、ピーク電力を抑制することができます。これを可能にしているのが、スマートHEMS「AiSEG」と持ち運びできる小型テレビ「プライベート・ビエラ」の組み合わせです。

参考