熊本県でゼロエネ住宅補助金30万円

住宅の省エネルギー化実現に向けて、熊本県ではゼロ・エネルギーハウスモデルの導入に関して一部の費用を補助します。

30万円の定額補助が補助金となります。同県民の中で県税の滞納が無い者が補助対象者となり、環境共創イニシアチブにより「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業」の補助対象と認められた住宅、尚且つ補助対象経費が計190万円以上の新築住宅が補助対象です。

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近鉄不動産、同社初のゼロ・エネルギーハウス「AirWood ZERO」発表

近鉄不動産は2015年4月28日、同社初のゼロ・エネルギーハウス「~時遊空間+ダブル断熱の家~AirWood ZERO」を開発し、5月2日より受注を開始することを発表しました。

同商品は、政府が定めた「2020年までに標準的な新築住宅をゼロエネルギー化」の目標に対応するために開発。近鉄不動産がかねてより供給してきた断熱性・気密性・省エネルギー性に優れた「外断熱工法AirWood」に加え、内断熱工法によるダブル断熱化や樹脂サッシのトリプルガラス化により断熱効果を向上、さらに木造ラーメン工法の採用により間取り等のリフォームが手軽に行えるように改良されています。
価格は1坪当たり55万円~。長期優良住宅基準を満たしている他、最長50年の保証が適応されます。

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パナホームの「CASART」にZEHを超える性能のゼロエコ標準採用

パナホームからエネルギー収支ゼロのエコ性能を備えたカサートが発売になりました。太陽光システムに蓄電システムをプラスしてエネルギーを効率的に活用させるだけでなく、リチウムイオン蓄電池が余剰電力や夜間電力をしっかりと蓄電し、日常生活で消費したり、非常時のバックアップ電源としても利用できるようになっています。
太陽光発電と蓄電システムを利用することで毎月の光熱費はゼロになることから、ゼロエコと名付けられています。ゼロエコの標準搭載により、光熱費の年間収支はプラスになることが予定されています。経済的なメリットが大きいだけでなく、パナソニックのスマートHEMSを利用することにより、リモコンで家じゅうの家電製品のエネルギー消費量を制御し、電力消費量のピーク時には消費量を抑制することもできます。リモコンでテレビ番組の視聴や録画予約ができるだけでなく、窓やシャッター、電子錠やエアコン、照明のオンとオフができるようになります。
接合部分の部品にこだわり、設計と施工で構造全体の強度を高めた耐震機能を備えています。壁面にも揺れを低減し、揺れで変形しないような耐震エネルギーの吸収効率が高い資材を使用しています。壁や天井など基礎の内部にまで断熱材を施し、地熱を利用して家をまるごと断熱しいつもきれいな空気で満たされるようになっています。
屋根、窓、バルコニー、ファサード、ダウンフロアなど理想通りの家を作ることができる自由設計の規模が大きくなり、主要部材のサイズも大きくすることで工期を縮小し、作業負荷の軽減にも貢献してくれます。美しい外観を維持するための光触媒技術キラテックを利用した外壁タイルで空気清浄機能と外壁のメンテナンス費用を削減することに成功しています。

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ミサワホーム、「SMART STYLE」の全商品に太陽光発電搭載でZEH基準対応

ミサワホーム(株)は、4月より木質系企画住宅ブランドであるSMART STYLEシリーズ全てに太陽光発電システムを標準搭載する事に決定しました。これを機に環境配慮やノウハウに基づいたエネルギーソリューションの提案をSMART AMENITYとして提唱していきます。

同社はこれまで低炭素社会の実現に向け取り組んでおり、今回の太陽光発電システムの標準搭載は、2017年度での新築戸建住宅のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)標準化を目指す一環として取り組んでいます。
ZEHの基準を満たすには、断熱性の向上や創エネ設備・省エネ設備等を設置する必要があり、同社は昨年10月、SMART STYLEシリーズにて、通常商品と同価格帯で抑えつつ、太陽光発電システムの標準化によりZEH基準に対応するSMART STYLE Sを発売し、今回の太陽光発電システムの標準搭載で、より多くの商品でZEH対応を進めていきます。

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埼玉県がZEHに補助金、一戸で50万円

埼玉県は低炭素で地球に優しいエネルギー社会を実現するため、入居者に50万円の補助金を交付することを決定しました。これは指定する設備を備えたゼロエネルギーハウスを導入する方のみの交付となります。

受付期間は、平成27年4月1日~平成28年1月29日です。
予定件数は100件ですが、予算額を超えた場合、受付を終了することがあります。

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パナホーム、標準的な太陽光搭載量でもZEH可能な「ゼロエコ」発表

2015年3月17日、パナホームが「ゼロエコ」を発表しました。

ゼロエコとは、太陽光発電システムを戸建て住宅に設置するだけでゼロエネルギー化することができる住宅仕様です。ゼロエネルギー(ZEH)化は国が進めている方策で、パナホームでは2015年4月から「カサート」・「エコ・コルディス2」の販売数量のうち50%をゼロエコ仕様にしたい考えです。パナホームは2013年時点から、2018年には全戸建住宅をゼロエネルギー化することを目標としていました。これは2020年を目標としている国の政策よりも2年も早く、今回のゼロエコで目標は確実となる見通しです。

ゼロエコ仕様の特徴は、「発電・蓄電」「断熱・換気」「家電制御」の3つです。
発電・蓄電は、HIT太陽光電池4.61kWとリチウムイオン蓄電池5kWhを標準としています。太陽光発電で作られた電力は売電と蓄電池への蓄えにし、夜間の電力さらには非常電源として利用されます。断熱・換気は、「エコナビ搭載換気システムHEPAプラス」と基礎の内側まで断熱する「丸ごと断熱」が特徴です。これによってエネルギー効率が良い清浄な換気システムを実現します。
家電制御は、各部屋のエネルギー消費量の見える化をすることでエアコンなどの自動制御によって、ピーク電力を抑制することができます。これを可能にしているのが、スマートHEMS「AiSEG」と持ち運びできる小型テレビ「プライベート・ビエラ」の組み合わせです。

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大京、2015年度以降のマンションに「ライオンズパッシブデザイン」を標準採用

不動産会社の大京は、2015年4月以降に着工する全てのマンションを対象に「パッシブデザイン」を採用することを決めました。パッシブデザインは、太陽や風の自然エネルギーをそのまま生かして室内の気温や湿度を調整する方法です。

大京は2009年に横浜市のマンションからパッシブデザインの実証を始め、2013年の夏に行った東京都内のマンションの分析から、冷房の電気代を大幅に削減できることが分かりました。

この時に導入した装備は、換気機能付玄関ドア、通気レーバー扉、給気口、自然換気ストッパー付きサッシ、グリーンカーテンフックの5種類です。これらの装備は、通風効果や遮断効果を発揮するもので、このようなパッシブデザインを施した南向きの3LDKの住居を対象に、3人家族が生活をする条件を設定して解析しました。夏季の6~9月を対象に行い、室温が最も高かった7月下旬には4.9度も低くなることが確認できました。また、室温27度・湿度60%の状態を保つようにエアコンを稼働させると、パッシブデザインの効果で冷房代が3390円も安くなり、削減率が31%になることも分かりました。

自然エネルギーを生かしたパッシブデザインはゼロエネルギー住宅(ZEH)に採用されることも多く、LED照明や太陽光発電などと組み合わせれば、光熱費をゼロ以下に抑えることも可能になります。

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