ダイワハウス子会社ホームセンター、70%CO2削減の「次世代環境配慮型ホームセンター」としてリニューアル

大和ハウス工業の子会社で、「Home Solution」をコンセプトとするロイヤルホームセンターの長久手店が大幅改修、CO2を70%以上削減可能な次世代環境配慮型ホームセンターとしてリニューアルオープンしました。

ロイヤルホームセンター長久手店について

店舗面積を5倍に拡大してプロ向けの87,000にも及ぶ品ぞろえや作業服裾上げ・最大1,320色の塗料調色サービスを従来以上に充実させ、始業開始までに必要なものを購入できるよう早朝6時30分に開店します。またそれだけではなく一般向けの家庭用品や日用雑貨・ペット用品などの販売も行っていきます。さらに一般客向けには電球や水栓、網戸等の取り付け作業や合計5,000円以上の買い物で無料配送などサポート体制も整えられます。

経済産業省「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル実証事業」に採択

ロイヤルホームセンター長久手の建物は平成25年にネット・ゼロ・エネルギー・ビル実証事業で採択され、1990年当時の建物と比較すると約70%CO2排出量を削減できる次世代環境配慮型のホームセンターです。

その特徴としては立地を活かして店舗を地中化しているため断熱性が向上しています。
また高断熱複層ガラスの使用で省エネ性を向上させるともに屋根面への太陽光発電パネル設置で創エネに努め、照明にもLED照明を使用しています。商品棚にも光拡散フィルムを使用することで照明器具を使用しなくても明るさを保てます。さらに照明の消し忘れ防止のセンサー設置をはじめとしたエネルギーマネージメントも実施するなど環境に配慮した店舗となっています。

参考

2階建てのゼロエネビルが富山県に完成

経済産業省ゼロエネルギー化事業の補助金を利用して、富山市に太陽光発電と省エネ設備で電力を自給自足することができるP・Fオートメーションの新社屋が完成しました。

この建物は環境負荷を抑えることを目的としたもので、数百枚の太陽光パネルを利用して自家発電するとともに、窓を二重ガラスにしたりLED照明を全館で使うなど省エネ設計になっています。省エネと太陽光発電によりこの建物は実質消費エネルギーがゼロになる計算です。

ビルと駐車場に取り付けられた280枚のソーラーパネルで電力をまかなうということですが、もちろん完全な自給自足には蓄電池といったバックアップが必要になってきます。
しかし事業の内容にはそうした記述がないことから、あくまで系統を利用した運用だと思われます。売電の有無についても触れられていません。

なによりこの事業がすごいのが、通常のビルに比べて6割も消費電力を削減できること。残る4割を太陽光発電で賄える計算で、これをもってゼロエネルギーを達成するのだと。

参考