豊田通商ら、移動式の水素ステーション運営開始

トヨタ系の商社「豊田通商」、産業ガスの大手メーカー「岩対産業」それに「太陽日酸」の3社が共同出資により新会社を立ち上げ、移動式水素ステーションの運営をスタートします。
水素ステーションは次世代のエコカーの中心として注目を集めている燃料電池車の燃料である水素を供給する施設です。走行しても水しか排出しない燃料電池車に対する期待が高まる一方で、水素ステーションは全国に7か所と少ないのを受けて今回の新会社設立と水素ステーション運営の運びとなりました。

来月より運営を開始する移動式水素ステーションでは、トレーラーに設備を搭載しているため道の狭い都市部にも対応が可能ですし、ステーション設置のコストも通常5億円のおよそ半分となります。
水素ステーションの設置に関連しては、トヨタ・日産自動車・ホンダの3大自動車メーカーが共同で費用負担して運営することに合意するなど普及に向けた取り組みが急ピッチで進んでいます。

参考