東芝ライテック、HEMS住宅用分電盤 「スマートホームパネル」発売

東芝ライテック株式会社はHEMS対応の住宅用分電盤である『スマートホームパネル』の販売を4月から開始します。

HEMSとは、家庭用エネルギーマネージメントシステムのことで、2016年から開始される電力小売りの全面自由化などの要因により、需要が見込まれているシステムです。『スマートホームパネル』は、主観・分岐回路・ガス・水道・発電を計測することにより、消費電力や発電電力の完全『見える化』を実現しています。また、通信機能と計測ユニットをコンパクトに一体化したため、同社従来品と比較して約13%の小型化に成功しています。

電気回路については、全分岐回路に新開発の電流センサーを内蔵しているため、エネルギーの使用状況を詳しく計測することが可能です。将来的には、無線規格のWi-SUNに対応した方式で、『スマートホームパネル』と『ホームゲートウェイ』の間を接続する商品の販売も予定されています。

本製品は3月に開催される『ライティング・フェア2015』に出展される予定です。

参考

日立マクセルの蓄電池新製品は壁掛けタイプで太陽光、HEMSとも連携

2月4日、日立マクセルは「エンジーステーションタイプH」(壁掛けタイプの屋内用Liイオン蓄電池システム)の受注を開始すると発表しました。同社は2014年8月に、室内の限られたスペースにも横置きで設置可能なコンパクトサイズのHEMS(住宅エネルギー管理システム)対応の「タイプC」の受注を開始しました。

今回の「タイプH」は「タイプC」の壁掛け設置へのニーズに答えたもので、厚さ155mm、質量約30kgのコンパクトサイズとなっており専用の取り付け金具が同梱されています。
近年、蓄電池システムは非常時の予備電源、深夜電力や太陽光発電の有効活用手段として注目されています。専用コントローラーを接続し、HEMSと併せて使用することで蓄電システムの制御が可能となり、日々の消費電力の削減をすることが可能となります。
製品の小型化は、集合住宅や既築住宅、寒冷地では屋外に設置することができないことから室内でも設置可能な小型のものへのニーズが高まっているという背景があります。

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