ソフトバンクとタイアップ、飛鳥地方で観光向けEVレンタル事業「MICHIMO」

奈良県飛鳥地方を訪れた観光客むけに、小型電気自動車をレンタルするサービス「MICHIMO(ミチモ)」が2015年4月からスタートしています。レンタルされる電気自動車の充電はすべて太陽光発電で行われており、車内にはナビゲーション端末としてタブレットが設置されています。

このタブレットは「MICHIMOナビ」と呼ばれ、観光名所に接近すると自動的に観光案内をしてくれる機能があります。タブレットは車外へ持ち出すこともできるので、車から降りたあとも継続して情報が得られます。料金プランは3種類あり、車やタブレットの利用料や保険料がふくまれています。

ソフトバンクが今回タイアップで参加しているということです。
カーシェアリングサービスは近年増えてきていますが、単に車を貸すだけでなく、どういった体験まで提供するかというところまで、きちんと考えているなぁと思わせるサービスが、さすがだと思いました。

参考

近鉄の奈良県スマートシティにシャープのクラウドHEMSなど採用

近鉄日本鉄道株式会社の不動産業を営む近鉄不動産は、奈良県奈良市にある近鉄けいはんな線、学研奈良登美ヶ丘駅前に立地している住宅地「近鉄学研奈良登美ヶ丘住宅地」に、シャープ株式会社の住宅用エネルギーソリューションシステムを採用したスマートハウス15邸を分譲、2015年1月3日にモデルハウスをオープンします。

近鉄が導入する新型スマートハウスは、シャープが開発したクラウド蓄電池システム、クラウドHEMS及び太陽光発電システムが搭載され、季節や曜日時間帯によってことなる発電量や電気使用量をシャープのクラウドサーバーに記録、また、天気により電気料金の支出を抑えるために自動で蓄電池をコントロールすることで、一般家庭で年間約10から15万円の電気代の節約が見込まれます。

「近鉄学研奈良登美ヶ丘住宅地」は、関西文化学術研究都市内に位置し、区内全ての街灯はLED照明が、全ての家にHEMSを採用しているので、環境にやさしい住宅街として街作りを進めています。

パナソニックの藤沢のスマートシティと比べると15邸と小規模ですが、スマートタウンの一種と言えそうです。

各家庭の災害時の電力融通などといった機能は備えていないようですが、各メーカー次世代住宅、次世代タウンの開発に力を注ぎ始めているのは、興味深いです。

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