村田製作所、HEMSとスマートメーターを無線通信するモジュール販売

村田製作所は、国際無線通信規格であるWi-SUNに準拠した920MHz帯の通信モジュールを商品化しました。本モジュールは屋内のエネルギー管理システムであるHEMS機器と、通信機能付き次世代電力系のスマートメーターとの間の通信に使用されます。
アンテナ内蔵タイプと、アンテナ外付けタイプの2種類からニーズに合わせて選択をすることが可能です。

製品の特長には、回路の最適化による省電力化の実現と、モジュール内にモジュール内に制御ソフトを搭載したことにより設置の難易度を下げたことにあります。
本製品は、第5回スマートグリッドEXPOで紹介されることが決定していて、2015年3月から量産を開始する予定になっています。

参考

長野日本無線、スマートメーター用に無線モジュール「NHM-10246」を発表

特定小電力無線機を手掛けてきた長野日本無線株式会社は、Wi-SUN規格(Bルート)を認証取得した920MHz帯無線モジュールである『NHM-10246』を販売しました。

長野日本無線株式会社は、これまでも独自のプロトコルの採用により、高速で低電力の無線機を開発し、カスタマイズ対応ができる会社として運営されてきましたが、今回新たなラインナップとして、標準プロトコル無線モジュールを開発して、Wi-SUN規格の認証を取得しました。

経済産業省の試算によると、2020年代にはスマートメーターとHEMSが一般家屋に標準設置されることになっています。HEMSとは、宅内の創エネ・畜エネ・省エネの状態を見える化し、電力の自動制御と遠隔操作を行うもので、今後の家庭電力の省エネ化・安心・安全・健康・福祉の分野において活躍が期待されている装置です。
今回販売が開始されたNHM-10246は、宅内の電力情報をスマートメーターに電波で通信して情報をおくるための小型無線装置です。920MHz帯の電波を使用するので高速通信が可能で、省電力のため安全で、国内電波法に基づく工事設計認証も取れています。

長野荏本無線株式会社では、設置に関するサポートも行う予定です。

参考