みなとみらい21に次世代のエコ・モビリティー網を開発

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神奈川県ではみなとみらい21を中心として連節バスや水陸両用バス・電気自動車といった次世代交通を発達させ、水上と陸上を結ぶことで横浜の都心臨海部の回遊性を高める働きが進められています。

東京オリンピックをめどに「環境未来都市」エコ・モビリティー網を広く発信していくことを目的としています。

特に自転車は、11年度に市とNTTドコモの連携によって始まったレンタルサイクル「ベイバイク」の社会実験によって定着しはじめています。14年度春から本格的な事業となり、小型の赤い自転車が行き交う光景はなじみ深いものとなりました。会員数も当初の25倍にも及んでいます。

また、13年度から始まった市と日産自動車によるEVカーシェアリング実証実験によって、電気自動車も広く知られるようになりました。実証実験「チョイモビヨコハマ」のステーションは約60か所、会員は1万人以上となっています。

また、海外の観光地を参考とした実証実験として、パーソナルモビリティーのセグウェイもスタートし、みなとみらい21地区で活動できるように調整中ということです。排ガスや二酸化炭素を出さない、リチウムイオン電池を使った電池推進船についても、大岡川や海上で実験が行われています。水陸の次世代交通の発展に加えて、都心臨海部の新しい交通システムとしてLRT(次世代型路面電車)やBRT(連節バスや専用レーンを組み合わせたバスシステム)の導入の検討もしています。連節バスは通常のバスよりも大幅に乗れる人数が増えるので、バスの運転手や車両を効率的に利用できるようになります。

参考