日立、コンテナ型蓄電システム「CrystEna」を使ってアメリカのスマートグリッド実証プロジェクト参加

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日立アメリカ日立製作所の地域統括会社)は、自社のコンパクトな1MW(1000kW)コンテナ型蓄電システム「CrystEna(クリスティーナ)」を使ったリチウムイオン蓄電システムの設置と試運転を終えて、米スマートグリッド技術会社であるディマンシスとニュージャージ州で本格的な実証プロジェクトを開始します。

北米で初めての導入例となるクリスティーナは、リチウムイオンバッテリー、パワーコンディショナー(電流変換器)やバッテリー管理システム、冷却装置、火災消化システムの全てが運送コンテナの中に収められています。

蓄電システムを電力系統に入れて運用、制御すると太陽光発電などの大量導入による出力変動や電力の供給量が需要量を上回ることで生じる系統の不安定化が回避でき、電力需要が少ない時間帯に余剰電力を充電して電力需要の大きい時間帯に放電することで、系統から供給する電力を平準化でき、送配電設備増強の投資を抑えられることが出来ます。

参考