家の断熱性・気密性に関して、業界は「思考停止」状態

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パッシブハウスジャパンの理事をつとめていらっしゃる松尾さんによる
住居内の人間より冷蔵庫内の野菜の方が大事に扱われる国…日本」という記事をご紹介します。

日本の家は世界の基準から比べて異常に寒く、断熱性という面で「思考停止」状態に陥っている住宅業界の実情を、かなり生々しく語っていらっしゃいます。

以下ではポイントを書き出しています。原文自体も長くないのでお時間がある方はオリジナルでどうぞ。

例えば冬の室温で21度という理想温度を「人権」のようにとらえられている欧州では断熱に関する最低基準が厳しく設定されており、住宅購入者の快適な生活が守られ、人生最大の買い物である可能性の高い住宅において賢い買い物ができる環境がある。

一方日本では断熱基準自体無いに等しく、どんなに寒い家を売っても法に触れないことは住宅メーカーが(一条工務店とスウェーデンハウスを除いて)本気で家の空気の質の向上に取り組まない理由の一つにもなっている、ということです。
これらを証明するためにパッシブハウスジャパンが行った取り組みが、各社の建もの燃費をマップ化したものです。本サイトではこの情報を使わせていただき、数字による比較ができるよう一覧もご案内しています。