経産省、新設の「電力市場監視委員会」を最強の8条委員会に

経済産業省は、電力自由化に伴って新たに設置する規制機関「電力市場監視委員会(仮称)」に従来に無い権限を持たせ”最強の8条委員会”にする方針を発表。

経済産業省に意見具申を行うことができるうえ、卸・小売市場や送配電部門の行為規制の監視が単独で行える権限を持つことになります。
専属の事務局は、数十人規模となる見込みで、『電気事業者から独立』・『電気事業者と肩を並べるほどの専門性を持つ』・『規制のとりこにならない』の3つの特徴を持つ組織であるのが特徴です。同委員会は、将来の電力小売り全面自由化に伴い、電力の卸・小売市場の健全性を行う行為を監視します。

参考

経産省、電力小売り自由化後にむけ直属の監視組織設置

経済産業省は16日、2016年4月からの電力の小売りの全面自由化を控え電力取引監視組織の設置を決めました。

電力市場監視委員会(仮)を15年度内に設置し、大手電力会社が新規事業者に対しての不正行為の是正や悪質業者による契約を防ぐ事等を目的としています。

経済産業省の直属機関として強い権限を持たせるとの事です。
電力自由化により新規事業者が増大する事で価格競争が起こり料金低下やサービス向上が見込まれます。