福岡県みやま市、電力販売事業に参入

自治体としては全国で初めて、みやま市が電力販売事業に参入することがわかりました。市内の第3セクターが運営する5000kWのメガソーラーや、市内の約1000世帯に設置されているソーラーパネルから電気を購入することで、当面は市庁舎のような市立34施設の電力を賄う計画です。

市の今後の電力販売の目標としては、2016年に市内2000世帯、その2年後の2018年には6000世帯の一般家庭に販売する計画が立てられています。電力販売事業への市の出資比率は55%で、筑邦銀行との共同出資を行ったうえでパナソニックの関連会社が新会社を設立することとなっています。

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西部ガスが福岡県に水素ステーションを開発

西部ガスでは、都市ガスから製造した水素を燃料電池などに共有する「水素ステーション」の建設をすることになりました。

水素ステーションは、九州で初めての水素の製造・貯蓄・販売を1カ所で引き受ける施設となります。場所は福岡県の福北工場。ここでは液化天然ガスから、都市ガスを製造していますが、今後は新設の「ひびきLNG基地」に集約するために同地は27年度中に閉鎖することになっていました。
閉鎖される福北工場跡地は、立地条件も良く、また有効活用にということで、水素ステーションの建設場所として決定したそうです。

水素と酸素からの燃料電池は、市場で拡大してきていると共に、開発も進んできて、現在では全国で4カ所の商用ステーションが稼動しています。経済産業省資源エネルギー庁は、全国100カ所に設備計画を立てていて、今のところ具体化している建設場所は45カ所です。

総事業費約6億円のうち、経済産業省から2億8,000円程度の補助を受けて行われます。

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