日本電子専門学校のSBパワーとの電力供給契約、詳細はいかに?

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学校法人電子学園日本電子専門学校は2015年3月1日から、SBパワー株式会社からの供給により、自然エネルギーの太陽光、風力、バイオマス等を主力とした電力利用を高等教育機関で初めて開始しと発表

一般的に新電力の利用の目的として電気代削減が挙げられますが、リリースでは

CO2について約34%の低減見込み、東日本大震災後の課題である「安全かつ環境に負荷が少ない電力への移行」へ対応する

面を推しています。

SBパワーが提供するのは主にSBエナジーが開発している太陽光発電設備などからの電力かと思われますが、これらはすべて固定価格買取制度を利用しています。この制度を利用した場合、環境価値は賦課金を支払う一般消費者に帰属します。

同学校が環境対策をアピールするからには、環境価値とともに電力を購入できる契約が交わされているべきだとは思いますが、詳細は不明です。

自然エネルギーに関する技術と知識を持つ技術者を育成する学校として、意義のある取り組み

と位置付けていますが、このリリースの内容だけでは本当にそう言い切れるのかは疑問が残ります。