大阪府中央卸売市場に分散型電源の1.2MWの燃料電池導入

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大阪中央卸売市場は、昨年11月よりBloom Energy Japan株式会社との間で燃料電池の導入に関する基本合意を締結して進めていた燃料電池の設置が完了し、運転開始式が3月9日に大阪中央卸売市場にて行われました。

この燃料電池は燃料として都市ガスを用いますが、燃焼ではなく化学反応で発電するため環境に優しく、また発電効率も高い分散型電源です。

災害に強いといわれている中圧ガス導管を使用したガスの供給で安定的な稼働が可能です。また、この燃料電池を市場で使用すると、系統電力から電気を購入する場合に比べ、年間で約30%のCO2排出量が削減できます。

商用として出力1200kWとなる1MWクラスの燃料電池が導入されるのは国内初です。この試みは、全国の中央卸売市場へ向けた先進的なモデルケースとして、CO2削減効果や電力供給の安定性や信頼性について実証を行い、その導入効果を情報発信していく役割も担っています。

参考