中国大気汚染、PM2.5より怖いPM1

中国の大気汚染の原因として話題の「PM2.5」が飛来している問題で、環境省は住民へ注意喚起するための暫定指針を専門家会合でまとめることを決めた。日本のドラッグストアなどでもPM2.5対策用のマスクが販売されるようになっており、事態は中国国内に留まらない問題に発展している。

しかも、これからの日本は花粉症の季節。大気汚染と花粉症のダブルパンチが日本人の健康をむしばんでいく可能性が高いのだ。東京アレルギー疾患研究所の牧野荘平所長がこう話す。

「今から30年ほど前、栃木県日光市のいろは坂を観光バスが列をつくって上っていた時代ですね。日光にはスギ並木があるのですが、いろは坂を上るバスの台数が増えると、周辺の花粉症の患者が増えた。見事に比例していたんですね。これは日光にある病院に勤める医師が10年間にわたって調査したもので、ディーゼルの排ガスと花粉症には相関関係があるということがわかりました」

排ガス規制や工場から出る煤煙の規制が徹底される前の日本でも、すでに大気汚染と花粉症には密接な関係があるということが研究されていたという。

「その後もさまざまな研究が行なわれていて、大気汚染と花粉は“複合汚染”を起こすということはもはや確定事項。しかも、患者は相乗的に増え、重症化する恐れがあります」(牧野所長)

「花粉と一緒に微小な炭素状粒子が一緒に体内に入ると、合併症のような症状が出ます。粒の小さい煤(すす)などは、簡単に呼吸器系の深部、肺胞まで入っていくので咳が出やすくなる。花粉症の鼻水だけでなく、気管支炎なども起こす。また、肺胞にまで入った炭素粒子は炎症を引き起こし、そして、粒子が付着した細胞は細胞死する危険性もある。細胞死とは、周りの細胞を守るために自分が死んでいくことですが、その量が増えれば、最悪の場合、肺がんになることもある」

PM2.5には黒い煤も含まれているが、その中にはベンゾピレンという発がん性物質そのものまで含まれている。実は、その煤はPM2.5には違いないが、粒子の大きさは2.5マイクロメートルよりもはるかに小さい0.1マイクロメートル以下。専門家の間では「PM1」と呼ばれているとか。

大分県立看護科学大学の市瀬孝道教授(環境毒性学)によると、PM1は「体内に吸入すると、血管などを壊して血流を変化させ、心筋梗塞などを起こす原因になるといわれています。実際に、大気汚染が激しいところでは、心血管疾患で死ぬ人が多い」という。

しかも、PM1はあまりの小ささから、マスクをしていても簡単に呼吸器系の深部にまで入り込んでしまう。それが発がん性物質まで含んでいるのだから怖い。
(中略)
日本でこれほど深刻な大気汚染が起こるとは考えにくいが、PM2.5やPM1は今後も偏西風に乗って日本にも降り注ぐ。いや、むしろ季節的にはこれからが本番。
今まで以上の汚染物質飛来は確実なだけに、例年以上の注意が必要だ。
週プレnews/yahoo

というニュースです。
ベンゾピレンを含有する有害物質というと多環芳香族炭化水素類の微粒子上物質の一つでしょうね、この物質は特に発がん性が強いとされています。

PM1とか防ぎようがなさそうですが、このPM1に関しては続報を待ちたいと思います。
日本に飛来する大気汚染物質の中に、どの程度含まれているか、公的機関の見解が知りたいですね。

みなさん気をつけてください。といってもPM1では防ぎようないのかな・・・マスクをしていても呼吸器の深部まで入り込む・・・ですからね。|゚Д゚)))

正直、中国の大気汚染が原因で健康を害したくないな~

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中国 公式文書で「癌症村」の存在認める

中国環境保護省が地方当局に通達した文書で、がんなど重度の内臓疾患が集中的に起きる「癌(がん)症村」の存在を認めていたことが分かった。健康被害が地域で多発する問題はかねて指摘されてきたが、当局が公式に認めたのは初めてとみられる。

文書は「化学品の環境リスクと防御管理に関する5カ年計画」と題され、同省が7日付で通達し、20日に公開。地名の特定や具体的な症状の記述は避けたが、「有毒で有害な化学物質により多くの場所で水や大気に深刻な問題が生じ、一部地域では『癌症村』さえ発生している」と指摘した。

違法廃水で発がん性の高い有害な化学品や重金属などに飲用水が汚染され、がんなどの重度疾患の患者発症率が多い地域を、中国メディアは「癌症村」と名付けてきたが、この表現が異例ながら公式文書に取り入れられた形だ。

中国紙、新京報などは沿岸部や内陸部の工業地帯を中心に、少なくとも国内200カ所以上で「癌症村」があると伝えている。

環境汚染による健康被害が社会問題化し、住民らの反発が政府に向かうのは必至で、同省は遅まきながら対策を取る姿勢を示した。通達では、危険な化学物質を扱う企業の管理強化や、危険度に応じた化学品の流通過程の把握を地方当局に指示した。また、2008年から11年までの4年間に通報された環境汚染が568件あり、うち約半数の287件は有害な化学品による汚染とした。
(産経)
というニュースです。
日本を含む外国メディアでも結構取り上げていた問題ですね。

とうとう隠しきれなくなってきたのか、大気汚染がヒドすぎる状況でこういった他の環境汚染問題を大々的に住民らの反発が政府に向かう前に、自らカミングアウトして、対応しているという姿勢を国内外にアピールする狙い・・・なのかと勘ぐってしまいます。今までの中国政府のやり方だと・・・

実際に被害に遭っている住民達の為に何とかしてもらいたいですね。。
健康被害にあっても今までは切り捨てられてきた人達がいるわけですし。
今現在苦しんでいる人たちに、医療と生活の保証して、そして環境の改善を今こそ中国政府はやるべきです。

いつも国内で強権的な中国共産党なんだから、良い面でも強権を発動しても良いんじゃないの。。
水質の汚染に関しては手遅れの感は否めないが、かつて日本も水質汚染により、河川がかなり汚染された年代もありましたが、今は復活している河川もあります。

一気に廃水規制をし、その後コツコツ環境保護活動をやり、国民のモラルも同時に教育すればいつかは、自然の姿に戻ると思うんですが・・・あまいかな

ひと目でわかる中国の環境汚染
youtube

リアルタイムの映像ではないですが、信じるか、信じないかはあなた次第な映像です。

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