新たな温室効果ガス!?PFTBAって

化学物質のパーフルオロトリブチルアミンが、これまでに温室効果ガスであると確認されているいずれの化学物質よりも、地球温暖化に多大な影響を及ぼす可能性があるとの研究結果が10日、カナダの科学者らにより発表された。

カナダ・トロント大学の研究者らは声明で、「PFTBAは温室効果ガスとして現在までに確認されている化学物質の中で最も放射効率が高く、気候変動に非常に大きな影響を及ぼす可能性がある」と述べた。合成化学物質であるPFTBAは20世紀の中頃から電気・電子機器に使用されており、現在も電子検査で使われたり、熱伝導剤として使われている。

PFTBAが気候変動に影響を及ぼすことが確認されたのは今回が初めてで、トロント大学の化学者らによると、下層大気中にあるこの化学物質を破壊したり、除去したりするための方法はまだ確立されていないという。同大学の研究者であるコーラ・ヤング(Cora Young)氏は、「非常に長く大気中に存在し、その期間は数百年に及ぶ可能性もある」と述べている。

また、同大学の別の研究者によると、「100年以上の時間枠で計算すると、PFTBAの分子1個は二酸化炭素(CO2)の分子7100個が気候変動に及ぼす影響力に等しいことが分かった」という。

研究結果は、ジオフィジカル・リサーチ・レターズ誌の電子版で発表された。
(AFP)
というニュースです。
パーフルオロトリブチルアミン(PFTBA)という物質のことは初めて知りました。
分子一個がCO2の1700が及ぼす気候変動の影響力に等しいということですが、それがどの程度のものなのか、そしてPFTBAはどの程度放出されて地球の大気中に存在するのか等々記事からはわからないことですが、除去方法が確立されていないということなのでやっかいな物質ということだけはわかります。
今のところの解決というか抑制させる方法としてはPFTBAを放出する電気・電子製品などを極力使用しないということが抑制する唯一の方法なのかもしれませんね。
しかしそもそもPFTBAという物質がそういった製品を使用した時に温室効果ガスとしてどの程度排出されてしまうものなのだろうか・・・
新たな研究発表があればニュースとして取り上げてもらいたいです。。

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温暖化審議会CO2議論できず

2020年までの温室効果ガス削減目標を話し合う環境省と経済産業省の合同審議会が中断している問題で、審議会は11日に再開するものの、排出量の9割を占める二酸化炭素(CO2)の削減目標に踏み込まないことが分かった。

経産省が依然として目標作りに反対しているためで、11月にポーランドで開かれる国連気候変動枠組み条約第19回締約国会議(COP19)までの目標作りは、暗礁に乗り上げている。

再開するのは両省が共同で事務局を務める、中央環境審議会と産業構造審議会の専門合同会合。
民主党政権が掲げた「1990年比25%減」の国際公約を見直すため、今年3月に始まり、先月29日に5回目の会合を開く予定だった。

ところが、こCOP19までに新たなCO2削減目標を作りたい環境省と、「将来の原発比率が不明なのに目標作りは時期尚早」と反対する経産省の間で調整がつかず、中断した。

11日の主な議題は、メタンなど他の温室効果ガスの削減目標で、CO2ははずれた。
毎日新聞
というニュースです。

民主党政権が掲げた「1990年比25%減」を見直す為に、試算を出すために原発の比率は重要なのもわかるし、COP19までに削減目標を定めたい環境省の言うこともわかります。
が、環境問題、地球温暖化の解決・温室効果ガス削減をする上で温室効果ガスの削減目標でCO2を外してどうするの?という感じです。

まぁCO2に関しては両者平行線ということで他の温室効果ガスについて議論しましょうということかな。
とにかく両者歩み寄ってCO2削減の比率を決めてもらいたいところですが、こういうことはしっかりした数字の上でないとだせないものですから、なかなか難しそうです。

しかし環境相は記者会見で、COP19までに新目標を決める方針を改めて表明しているんですよね、、もしCOP19までに目標が作れない場合国際的にどうなるのだろう??

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