今世紀末は洪水被害3倍 気温は最大6・4度上昇の予想

地球温暖化の影響で、今世紀末の日本の年間の洪水被害額が、最大で20世紀末の3倍以上の約6800億円に達し、砂浜は全国の85%が消失するなど、幅広く悪影響が出ることを予測した報告書を環境省の研究チームが17日、発表した。年平均気温は20世紀末に比べて3.5~6.4度上昇するとしている。

今世紀半ばには暑さが原因で死亡する人が全国的に2倍以上に増え、亜熱帯の果樹が首都圏で栽培できるようになるなど、健康や農業にも影響が出る。一方、温室効果ガスの濃度を低く抑えたり適切な対策を取ったりすることで被害を軽減できることも分かり、温暖化対策の重要性が浮き彫りになった。
47NEWS
というニュースです。
地球温暖化の影響に関してのニュースで良いニュースってほとんどありませんが、このニュースは平均気温の上昇が予想された記事の中でも深刻具合ではトップクラスの予想ではないでしょうか。

今世紀末の予想なのでまだ地球温暖化を改善する時間はありますが、予想通りの経過をたどってしまえば、今世紀末に至る前にかなり厳しい環境に人類が直面します。
今から適切な対策を取り温暖化の被害を最小限に抑える工夫をしてもらいたいものです。

記事に亜熱帯の果樹が首都圏で栽培できるようになる・・・とありましたが、そんな状況に至るまでの平均気温の上昇などの環境の変化や付随する災害など想像するとこわいですね。現在ですら毎年洪水被害のニュースが頻繁になってきているというのに・・・

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IEAが地球温暖化による気温上昇の警告。

地球の気温上昇は、産業革命以前と比べて「2度以内」に抑えることが目標となっているが、国際エネルギー機関(IEA)は10日、温暖化がこのままのペースで進めば目標の2倍以上の温度上昇につながる恐れがあると警告する報告書を発表した。

IEAのマリア・ファンデルフーフェン事務局長は声明の中で、「この報告書は、私たちが現状を変えなければ地球の気温が3.6度から5.3度上昇する可能性が高いことを示している」と指摘した。

2010年に南アフリカのダーバンで開催された国連気候変動枠組み条約、第17回締約国会議(COP17)で、加盟国は温暖化による干ばつや洪水、海面上昇の悪化を回避するために、今世紀の気温上昇を「2度以内」に抑えるという目標を掲げた。

今回IEAが発表した報告書によれば、エネルギー消費による温室効果ガス排出量は昨年1.4%増加して過去最高水準に達した。地球の温室効果ガスの3分の2は、エネルギー消費に関連して排出されるものだ。
AFPニュース
というニュースです。
以前のIPCCの報告によると1.8~3.4度の気温上昇という警告でしたが、今回のIEAの報告書では3.6度~5.3度の気温上昇ということです。

間をとって仮に温暖化によって4度気温が上昇したとしましょう、するとどうなるか。。

水ストレス:水不足などの被害を被る人口11億人から30億人以上
生態系:地球規模で絶滅。約40%
沿岸、湿地環境:世界の沿岸、湿地の30%以上が消失
穀物:すべての穀物の減少。。
健康:感染症などの増加。医療サービスへの負荷の増大
その他:熱波、干ばつ、洪水。洪水による被害が数百万人単位で増加し、1500万人以上になる予想
(出典:地球環境研究センター)
ざっくり言ってもこれだけの被害が出るわけです。

これは4度地球の平均気温が高くならなければならないということではなく、平均気温が1度上昇しただけでも、上記の予想シナリオが始まるわけです。。
日本においてはあまり現実感はないかもしれませんが、日本を含め世界ではすでに地球温暖化が一因となっているであろう災害や現象などの被害を受けている地域はかなりあります。。

というか世界のえらい人達もわかっているだろうに・・・にもかかわらず温室効果ガス排出量が増加しているって・・・しかも過去最高水準に達したって。。

でも今回の警告もあくまで3度~5度の気温上昇の可能性があるということですから、やりようによってはなんとかなるということです。警告されているうちになんとかしないとね。。

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