川崎市でシアン化合物と鉛、水銀、フッ素が検出

川崎市は9日、旧市公害研究所(同市川崎区田島町)の土壌調査で、9地点から土壌汚染対策法の基準を超える特定有害物質のシアン化合物と鉛、水銀、フッ素が検出されたと発表した。

同研究所は1973年から今年1月まで業務が行われており、市は「シアン化合物と水銀については、研究所から出た可能性が高い」としている。

今月中に深い場所の土壌や地下水の調査を始め、汚染範囲を確定させて土壌を撤去する方針。

発表によると、5月下旬、研究所の建物解体前に26地点で、表層土を調べた。

検出されてはならないシアン化合物は1地点で1リットルあたり0.4ミリ・グラム、鉛は3地点で1キロ・グラムあたり3900~320ミリ・グラム(基準値150ミリ・グラム)を検出し、最高26倍に達した。

水銀は1地点で1キロ・グラムあたり85ミリ・グラム(同15ミリ・グラム)、フッ素は7地点で1リットルあたり1.6~0.91ミリ・グラム(同0.8ミリ・グラム以下)だった。

シアン化合物と最高値のフッ素は排水処理施設の跡地、水銀と最高値の鉛は同施設への配管脇で検出された。

市環境対策部は過去の資料を調べたほか、職員の聞き取りを実施。
施設から有害物質が漏れた事実は特定できなかったが、「シアン化合物などは敷地内に最初から埋まっていたとは考えにくい」としている。(読売

というニュースです。
以前も川崎市で基準値超の鉛を検出したとのニュースを記事にしましたが、川崎市で土壌汚染の事案が続いていますね。
しかも今回はシアン化合物もですから、かなり危険です。

ちなみにシアン化合物とはシアン化水素(青酸ガス)、シアン化カリウム(青酸カリ)、シアン化ナトリウム(青酸ソーダ)などがあり、冶金やメッキ、化学薬品の材料に使用されているそうで当然ながら毒物劇物に指定されています。口や皮膚、気道から入った場合急激に症状がでて、最も障害を受けるのは脳組織ということです。

そのほか水銀や鉛、フッ素なども人体に危険なものばかりですので、その地点だけならまだ良いですが地下水などで漏れて周辺の地域や河川に拡散していないことを祈ります。

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新川崎駅近くで基準値超えの鉛検出

JR新川崎駅(川崎市幸区)につながる歩道橋工事で出た土から環境基準(溶出検査)を超える鉛が検出された問題で、川崎市は27日、追加的に行った土壌汚染対策法に基づく土壌調査(含有検査など)でも、一部で基準を超える鉛を検出したと発表した。

同市まちづくり局市街地整備推進課によると、ことし4月、歩行者用歩道橋階段を建設する際に出た土壌から環境基本法の基準値に対し最大11倍の鉛を検出。このため、この工事箇所を区画や深さにより72分割して土壌汚染対策法の基準による含有検査などを行った。その結果、1区画で、深さ1メートルから基準値(1キログラム当たり150ミリグラム)の3.4倍(同510ミリグラム)の鉛を検出した。

今後、基準値を超えた土壌は飛散防止策を施した上で除去し、汚染土壌処理業者を通じて処分するとしている。処理対策も含め、28日から工事を再開する。
神奈川新聞/カナロコ
というニュースです。
歩道橋工事で出た土から環境基準(溶出検査)を超える鉛が検出された問題というのは4/19の発表の鉛が検出された土壌汚染の件のことだと思います。

どういった経緯で鉛が基準値以上に検出されたのか気になるところです、土壌汚染のみであれば、記事にあるような対処で良さそうですが、河川に流入などの水質汚染の心配はないのだろうか・・・
新川崎という地域は多摩川に近いですから少しだけ心配になります。

いずれにせよ近隣の方は吸い込まないように気をつけてください、鉛中毒って軽症の場合は、ハッキリとはわかりづらいようですから。。

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