阿寒湖のマリモ、水草による激減のおそれ

国の特別天然記念物「阿寒湖のマリモ」の生息域が以前と比べ狭まっていることが、北海道釧路市の調査で確認された。

水草類が異常に繁殖しているためで、世界自然遺産への登録を目指す釧路市は、放置すると壊滅的な打撃を被ると判断、2014年度から水草の除去事業に乗り出す。

市教委によると、阿寒湖のマリモは浅瀬に生じる水流で転がりながら球状化する。
その成長過程で水草類が異常に繁殖すると、水流やマリモの回転運動が妨げられ、放っておくと、将来的に激減する可能性がある。

生息域の縮小は、市教委の潜水調査で判明した。市教委は縮小にかかわるデータを集計中で8日に公表する。
14年度に環境省や専門家による委員会を発足させ、水草を取り除く規模や場所を決める。
除去事業は14年夏にチュウルイ湾で試験的に行う考えだ。

かつて阿寒湖では地元温泉街の排水が流れ込んで湖水の透明度が悪化し、光合成が必要なマリモの生息域が狭まったこともあった。

下水処理施設が整備されると水質は改善し、生息域は1997年に約8万平方メートルを記録した。
ところが、水質が浄化されたことで、エゾヤナギモなどの水草類も繁殖し、2011年度の時点では97年時と比べ約2割の減少が確認されていた。

シュリコマベツ湾で05年に行った堆積物の調査では、江戸期の湖底はマリモに分厚く覆われていたことが確認されている。
市教委マリモ研究室の若菜勇室長は「昔の状態に回復させることが大切だ。そのために当面、人が手を貸す必要がある」と理解を求めている。

阿寒湖の球状マリモは1897年、西部のシュリコマベツ湾で発見され、その後、チュウルイ湾、キネタンペ湾、大崎でも群落が確認された。うちシュリコマベツ湾と大崎は周辺の開発に伴う土砂の流入などで1941年頃までに消滅している。
読売
というニュースです。
マリモって転がりながら大きくなっていくんですね。。
というか水質の向上が水草を増やし、マリモが転がれなくなり激減のおそれがでてくるとは皮肉な話です。

水質が悪くてもダメだしまた水質が良くなっても水草が増えるとマリモにとって良くない・・・本当に微妙な環境のバランスの上で生息しているマリモ。

ニュース記事をみると一番良いのが水質の浄化・透明度を上げることは光合成を促進させるので問題なさそうなので、あとは生息域のの水草の除去が重要なようですからマリモがころころ転がれるような環境作りを早急にすすめてほしいですね、既に同じ阿寒湖の一部では消滅してしまっているわけですから。

それに江戸期の湖底はマリモに分厚く覆われていたということで、いつかそんな光景がみられるようになれば良いです。

ちなみにマリモのあの丸い形はマリモの集合体だそうで、やわらかそうでいて結構硬いようです。。
ころころ転がりながら丸くなることといい意外と硬いことといい、予想外でした。しかも集合体だったとは・・・

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