ワイン名産地にも地球温暖化の影響が・・・・

2050年ごろ、人々はスウェーデン家具イケアの店に立ち寄り、スウェーデン産の高級ワインを購入している。

これは北欧流のファンタジーだろうか。いや違う、と気候専門家らは語る。地球の温暖化によって、すでにさまざまな変化がワインの世界に起きているのだ。

ブドウ栽培の新たな農地が開拓される一方で、一部の伝統的産地の将来は、気温上昇と長引く干ばつに脅かされている。

そしてその二つの極端な気候の間で、長い期間をかけて構築されてきたワインのスタイルが、変化を強いられている。
かつて軽くてすっきりしていると定評のあった白ワインの一部は、よりふくよかで香り高くなり、ミディアムボディの赤ワインは重量級のフルボディに変わりつつある。

恩恵を受けるとみられるのはタスマニアやニュージーランドの一部、チリ南部、オンタリオなどのカナダの一部地域、英イングランド、ドイツのモーゼルやライン地方などだ。

「30~50年前には寒すぎてブドウの収穫ができなかったのが、現在では比較的寒冷程度の気候になり、当時よりも(ワイン生産に)適するようになった地域なら、世界中どこでも良いだろう」と、南オレゴン大学のワイン学教授、グレゴリー・ジョーンズ氏は語る。

「アルザス地方では、気候変動がすでに問題となっている。香りの特徴や、糖分や酸度のバランスが変わってきているからだ。消費者がこの変化を受け入れるならば、問題にはならない。でも消費者が受け入れないとすれば、問題になる」と、国際農業森林気候変動計画委員会の共同コーディネーターのジャンマルク・トゥザール氏は語る。

一方、これまでアルコール度数を高めるためにしばしば糖を添加してきた仏ボージョレの生産者らは、気候の温暖化により自分たちのブドウの品質向上を目の当たりにしている。
「フランスが激しい熱波に襲われた2003年には、私たちのワインはまるでコート・デュ・ローヌのワインのような味がした」と、ボージョレ生産者グループのメンバーは語った。

しかしトゥザール氏は「10年間は彼ら(ボージョレの生産者ら)は幸福だろう。その後は問題を抱えることになる」と予測する。
AFP

少し前のニュースになんですが3/27に発表されたのニュースです。
ワイン生産も醸造業とはいえ、農業ですから地球温暖化の影響を受けるのは当然といえば当然です。
特にぶどうは気温や天候などに敏感で、それで出来不出来が決まるので当たり年と言われる年があるのでしょう。。

対応策として、より標高の高いところでブドウを育てたり、違う土壌に植えたりして、生産者が適応を始めている地方もあり、別の解決策としては欧州の厳格な原産地法のもとで認められているブドウの品種リストを改定し、シチリア島やギリシャ、スペイン、ポルトガルといった気候の暑い地域の原産種を導入すること。
と記事には書かれていました。。

ということは、そのうちボルドーワインの味も変わるのかな~、でも地球温暖化によってさらに美味しくなったりして・・・いやいやどちらにせよ味が変わってしまうのは歓迎できませんね。
ラ・トゥールの味が変わるなんて困ります。。

とにかく様々な影響を与える地球温暖化・・・
環境を守り、地球温暖化を少しでも、抑え、なくしていくことが重要です、草の根レベルでもね。。
冒頭の2050年ごろ、スウェーデン産の高級ワインを購入している。ということにならないように。。スウェーデンの人には申し訳ないけど。。

なぜならそういう環境になっているということは、例えば2050年までにどれだけの気候変動、異常気象があるかということです|゚Д゚)))コワスギル

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