中国南部の砂漠化問題

中国南部で砂漠化問題が深刻だというニュースです。

記事によると降水量の減少が主な原因らしいのですが、人為的な問題もあるようで建設業者が3年前から、砂を建設用に使うため植樹した木を伐採しこのため飛散する砂の量が増えたということです。

江西省のハ陽湖という湖は日本の琵琶湖の約6倍の広さで、中国最大級の淡水湖だそうですが、渇水期の底砂が風で舞あげられ強大な砂山を形成してしまっている状態らしいのです。
読売
もともと中国南部は湿潤な気候の地域で、そういった地域が砂漠化が進むということは非常に良くない兆候かと思います。

こういった地域の環境問題は限定されることなく近隣地域や国、環境に何らかの影響を及ぼしかねません、早急な対策を中国政府がすることを願いますが、多分しないような気が・・・
なぜなら記事の中に「砂を取るのを許可した政府が問題だ。元の環境に戻してほしい」とのコメントがあります。
ということは業者に許可を与えたのは中国政府ということですから、全く環境のことなど省みていないことになります。
中国政府もその業者も儲けや利権・経済優先などさまざまな事情はあるでしょうが、どう考えても自国民を苦しめることになるのですから、なんでそういうことするのか理解が不能というか不思議にさえ思われてきます。

もちろんそういった人為的なことだけが原因ではなく、降水量の減少や渇水期が年々早まるという自然現象での砂漠化ということが大きな問題なのです。しかしこの異常気象による環境問題も直接的ではないにせよ元をたどれば地域・国・地球規模での人為的な環境破壊ということが原因になっていることも少なからずあるように思うのです。

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