道頓堀川 に魚が戻ってきているニュース

大阪・ミナミを流れる道頓堀川の水質が改善し、アユなど在来魚が戻りつつある。道頓堀川はかつて、悪臭が漂うドブ川の象徴だったが、工場排水の規制などに加え、水門操作が功を奏した。水都復活を目指す市は、道頓堀川に流入する周辺の川のうち、水質のより良い水を取り込むよう、さらに水門操作の研究などを重ねている。

市によると、道頓堀川は、水の汚れを表す生物化学的酸素要求量(BOD)が昨年4~9月の速報値の平均が1リットル中1.8ミリグラムで、浄水場が水道用に取水できる基準の2ミリグラム以下になった。ただ、大腸菌が多く、まだ水道水としては使えない。

道頓堀川のBOD値は1960年代に30ミリグラム以上と深刻だったが、昨年9月の速報値は0.9ミリグラム。市が「きれいな水質の指標種」に指定するコイ科のコウライモロコが確認され、2011年の市魚類調査で遡上(そじょう)したアユも見つかった。

水質向上へ市が取り組んできたのが干満差を利用した水門操作だ。道頓堀川上流の東横堀川には、大阪湾に注ぐ淀川水系の大川と大阪府東部の住宅街を流れる寝屋川が流入する。水門操作の狙いは、BOD値が高い寝屋川ではなく、大川の水を多く取り込むことだ。

水量の少ない寝屋川は、上げ潮時には上流に押し戻されて流れ込みにくいが、下げ潮時には流入する。市は東横堀川の水門の開門を上げ潮時に限り、大川の水だけを取り込む。
毎日新聞/Yahoo

というニュースです。
すごくいい試みだと思います、東京と神奈川の境を流れる多摩川も以前は汚染が進んでアユの姿が消えましたが、水質改善によりアユもが戻ってきていて今ではかなりの数の遡上がみられ、天然アユ一夜干しなどが都内のデパートで人気商品になるほどになりました。

道頓堀川は地形や周辺の環境等、多摩川とは違いますので同じように食用になるアユが遡上するほどに浄化するべきとはいいませんが、この試みで安定して水道用に取水できる値を維持できるようになってもらいたいです。

やはり街中を汚い川が流れているより、見た目にもきれいな川が流れている方がいいですもんね。
ちなみに大阪市の水質改善ページにBODの推移が掲載されてます、これをみるとだいぶBODが下がってきているのがわかります、また大阪・水かいどう808というNPO団体が水質を浄化させるイケチョウ貝の養殖など官民問わず水質浄化取り組んでいるようなのでまだまだでしょうが、いつかはきれいな川になると思います。

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